この旅の締め括りはこれか。
「ごんぎつね」である。
新美南吉さん
ゆかりの地で仕事しているのも何かの縁かも。
それにもまして、わたしが小学生の頃
もう50年も前の事だ。
ごんぎつね
懐かしいですね。
その時、何を感じたか。
忘れました。
オリジナルと赤い鳥版だと。
なんじゃそりゃ。
宮沢賢治では起きない。
それもなんじゃそりゃ。
そんな小学校の先生向けの講義に参加しました。
世の中、すべてがシンプルなのだ。
変わりたいと思っていない自分に
変わりたいと思う瞬間がある。
それは、いろいろ体験してきたから
そして、50年前の出来事に遡った。
小学生の頃に意図などない。
純粋培養である。
すべてを吸収する。
そんな国文学がある、
みんなが知っている
ごんぎつね
そこに込められた作者の意図は
何もない。
そのままを受け入れること。
文学を評価するのは後世である。
そのとき、その瞬間をありのままに
感じて表現するからみなが感動するのだ。
それを味わった3時間
それで2000円です。
わたしの中での価値は計り知れない。